だいぶ寒くなってきましたね。
まだストーブを炊いてはいませんが、半纏を出して朝晩は着ています。
フィンランドでも初雪が降ったそうで、夜の気温は-10℃くらいになるときもあり、そろそろと雪が積もって来るのではないでしょうか。
だいたい10月の下旬ごろから11月の初旬にかけて、車のタイヤをスノータイヤに交換します。
自転車もスノータイヤに履き替えると聞いて、びっくりしたことがありますが、雪が降り積もって硬く踏みしめられれば次第に氷のようになり、町全体がアイススケートリンクのようになるので、自転車もスノータイヤに交換するのが安全だと思います。
私だったらそんな状況で自転車に怖くて乗りたくありませんが、小さい頃からそこで生活している人にとっては、いたって普通のことのようです。
フィンランドの人達のアイスバーンでの歩き方もすごくバランスが良く、みんなすいすいと普通に歩いていきますが、私はこわごわ、へっぴり腰で慎重に歩いているのもかかわらず、滑って尻もちをつきます。
大勢の人の前で派手に転ぶと随分と恥ずかしい気持ちがします。
なんでこんなところで転んでいるの?という目で見られるからです。
それがある時、スーパーで便利な物を発見しました。
三角の鋭い突起がびっしりと付いていて、それをベルトで普段履きの靴に装着して使うと、絶対に滑らないという品です。
これがあれば、大衆の面前で恥ずかしい思いをしないですむから買おうかな?と思いましたが、結局は買わない事にしました。
やはりそこは便利グッズに頼ることなく、歩けるようになりたいと思ったから。
郷に入っては郷に従え。
他にもいろいろと従ったことがありますが、唯一従えなかったことは、凍った川で泳ぐ寒中水泳。健康に良いからと友人に毎朝誘われていましたが、毎回丁寧にお断りしていました。
-15℃にもなる日に泳ぎたくはありません。