毎日暑い日が続いていますね。
まだまだ残暑厳しいと思いますが、
どうぞご自愛ください。
今年はお盆の時期に、
今までの人生で見送ってきた故人を偲びました。
年代順に一人ひとり名前をノートに書き出してみました。
祖母や祖父、父、叔父伯母など親戚、友人、知人など、
そうして、その一人ひとりに思いを馳せて、
「その人が私に伝えてくれたものは何か?」という問いをたてて、
対話をしました。
「ありがとう」の一言だったり、
「すぐに理解しようとしなくてもいい、
時間をかけてもいいんだよ」という言葉だったり。
一人ひとりと対話をしていると、
それぞれ感じるエネルギーみたいなものが違っていて、
生前の雰囲気を彷彿させるものがありました。
もう目にも見えず、肉体に触れることはできないけれども、
こうして故人を思い出して、意識的になって対話をしようとすると、
向こうも応えてくれることに感動しました。
それが本当に故人との対話なのか、
証明する術はないですが、
そういう時間を持てたという事だけでも、
豊かな時間だったなと思います。
40代の頃、親友を見送ったことがあって、
その時は本当に自分の心を立て直すのが困難でした。
理不尽という気持ちや、
怒りの気持ちを誰に向けることも出来ないので、
もうそうなるとこの世界そのものを恨むことしか出来なかったのです。
そんな私を気にかけて下さった司祭が、
「1日中嘆き悲しんでいないで、
毎夜、決まった時刻に時間を取って、
その故人を偲びなさい」とアドバイスをくれました。
私は彼女の写真をテーブルに飾り、
蝋燭を灯して、夜の8時になると、彼女と対話をしました。
2.3か月続いたと思います。
段々と私の気持ちは癒えていきました。
お盆の時にも彼女と久々に対話をしました。
レッスン室に写真を置いていますし、
片時も忘れることがないからなのか、
あっさりとした言葉が返ってきましたが。
来年のお盆の時期にも、
この故人との対話をしてみようと思います。
『歌を通して心と体を整える声の専門家』
シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子
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