シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子です。
2018年は本日12月2日からアドヴェントが始まりましたね。
あと4週間後にはクリスマスがやってきます。
日本だと、クリスマスは24日と25日の2日間だけの印象ですが、
フィンランドでは、4週間前からクリスマスを迎える準備がはじまります。
Adventとは、ラテン語のAdventusから来ていて、到来という意味があります。ですから、キリストの到来を待ち望む期間ということになります。
この時期、フィンランドでは第一主日(第一週目の日曜日)に1本目の蝋燭に火を灯し、第二、第三、第四と蝋燭を増やしていきます。
そしてクリスマスまでには4本の蝋燭全てに火が灯ります。
アトリエ・カンテレでもアドヴェントクランツを用意しました。
今年のクランツはヤドリギ、松笠、コンファーのシックなアレンジです。緑のフレッシュな香りもして、家の中が森みたいに香っています。
まるでフィンランドの森、そのもののようです。
12月6日のクリスマスソングを歌う会に参加頂く方や、レッスンにお越しになる方たちもご覧いただけますので、
どうぞお楽しみになさってください!
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この時期は、1年の中で一番暗い時期です。
国立天文台のサイトで東京の日没時間を調べてみると、今日、12月2日の日没時間は16時28分、冬至の日、22日は16時32分になっています。
フィンランドではこの時期、太陽が昇らない日も多く、朝ご飯を食べるころはまだ真っ暗です。
そして、気温はどんどん寒く冷え込んでいくばかり。
でも、この時期、外の暗さや、寒さとは反比例して人間の心の中には、あたたかさと熱を湛えるようになります。
そう、それはまるで、アドヴェントクランツに光が灯るように!
植物は春に芽を吹き、花を咲かせ、実を結実させます。そして収穫期を迎えます。秋には葉を落として、冬には表向きは枯れてしまったように見えますが、また春の時期になると芽吹くために内側には生命力を湛えています。
人間もそれと同じこと。
春から夏にかけては、外へ外へと向けていた関心や意識を今度は自分の内側に向けやすくなる時期です。そして集中力も高まる時期です。
ですので是非、家の中を整えたり、来年の計画をたてたりといったことを
ゆったりと落ち着いて行ってみてください。
夜の眠りも深くなり、睡眠中に見た夢の質も夏の頃見ていたものと、違っていることに気が付かれるかもしれません。
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ヘルシンキの中心に位置する大聖堂の前の広場では、
毎年クリスマスマーケットが開催されます。
セーターや手袋などのクラフト製品、蝋燭、石鹸、ハチミツやジャムなどの食品、手編みのかごなどの生活雑貨の店など、様々なテントが所狭しと並びます。
フィンランドのクリスマスマーケットで忘れてはならないものは、サウナ!
こんなところに無くてもいいんじゃないの?と私は思いますが、フィンランド人からサウナを取ったら何が残る?ということでしょうか。
国会議事堂にもサウナがあるくらいですから、もう誰にも止められません。
というわけで、フィンランドのクリスマスマーケットの情報などが分かる
URLを貼っておきました。
クリスマスの雰囲気をどうぞお楽しみください。
美しい写真が沢山ありますので、どうぞご覧ください。
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そして、アドヴェントクランツを作ってくれた
フェイバリットのHPです。
他の花屋さんでは見かけない花がありますので、
お店に行ってみてくださいねー。
とても楽しいですよ。
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