衣替えをしてみたものの、
暑かったり、寒かったり、
一日の朝と昼でも気温差があり、
この時期は体調管理が大変ですね。
私は久しぶりに風邪をひきました。
仕事柄、体調管理には気をつけているのですが、
思わぬところから風邪というものは
ひたひたと気配を消して忍び込んできますね。
「あれ?なんかへん?」と思って、
いつもより早く寝るようにしてみたり、
ハチミツとショウガ入りのドリンクを作って
飲んでみたりと色々と策を講じるのですが、
それで何事もなかったように
経過してしまうときもあれば、
努力むなしく
風邪に一目散に突き進む時もあります。
私は正に、
風邪へ一目散でした。
ご予約頂いていたレッスンを
他の日に振り替えて頂くなど
ご迷惑をおかけしました。
お陰様でゆっくり静養することができました。
今回の風邪では鼻が詰まり、
寝ていても呼吸が辛かったのです。
風邪に限らずも鼻が詰まっていると、
耳も塞がれたようになって、
目の奥やおでこ周辺の意識も
雲がかかったようになりますね。
まるで世界から遮断されてしまったような感じ。
見ること、嗅ぐこと、
聞くこと、考えること、
全てが億劫になります。
そして、色も、香も、音も、
アイディアもフィルターがかかったように鮮明さを欠いて、
インスピレーションも
喜びにも鈍感になってしまいます。
正に体にも、心にも覆いがかかってしまったような!
そんな時に、
覆いをはらうのに効果的な音がNGという音です。
鼻濁音のNGを鼻の付け根辺りで
響かせるように歌ってみてください。
NGの音がわからない場合は、
「ひばりがおか」とゆっくり言ってもらって、
「り」から「が」の間に発生する音がNGの音です。
それもよく分からないという場合は、
「うん」と相づちをうつ時の音でもいいです。
NGの音をとても小さな声で、
短く、鼻の付け根の辺りに
響かせるように歌います。
こん、こんと、頭の内側から、
鼻の付け根に向かってノックしているような
軽やかさで歌ってみてください。
通りが悪かった鼻がNGの響きの作用で、
段々とスムーズになってきます。
私の場合は、左の鼻だけ詰まっていたのですが、
何回かやるうちにスーと通ってきました。
副作用もありませんので、どうぞ試してみてくださいね!
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