セッションを行っている時に、
「平井さん、何か魔法をかけました?
どうしてこんな一瞬で体の感覚や気持ちが変わるのでしょう?
セッションが始まった時と全然違うんですけど!」
と、コメントを頂くことが多いです。
それで、どうしてそういう事が起こるのか、
私の中で言語化できない自分が居て、
それをずっと考え続けてきたのです。
そして、これなんじゃないかなという答えというか、
そういうものが見つかってきました。
それは、声を出している時に、
自分の体の感覚(肉体)、
思考
感情、
この3つを総合的に
機能させている
ということが大きいのではないかと思います。
普段の生活で私たちが行っていることを
振り返ってみると、
3つの内のどれか一つだけという風に、
偏って使っていませんか?
特に現代人は、
思考が優位になっている傾向があると思います。
これして、あれして、そうするとこうなって。。。。
等など、思考は私たちに方向性を与えてくれます。
でも、それだけに任せていると、
先頭で旗を持って、「はい!こっちですよー」と
言われたままについていって、
感情と体の感覚は、
置き去りにされたままということがよくあります。
私はこの間、絵の具を水で溶いて、
濡れた画用紙の上に、
その絵の具を筆で乗せて、
偶然に色が混ざる瞬間を楽しみました。
思いがけない色が出来上がる瞬間に
胸が躍ったのです。
この本当に些細な出来事の中に、
私の本質が現れていて、
私の本質と私自身が
触れあっている瞬間なんですね。
でも、これって、
注意していないと、
自分でも忘れてしまうんです。
「だから何?」
「それで、何の役にたつことができるの?」
っていう、私を効率よく、生産性を上げる自分に
律しようとする声が言うからです。
そして、その声を素早く採用して、
その本質に触れている自分を
無価値にしてしまう自分がいます。
私が提供させて頂いているセッションでは、
声を出しながら、
声の響き、
体の感覚、感情に瞬間、瞬間フォーカスし続けます。
それを行う事によって、
結果的には、
自分の本質に触れている瞬間を
重ねているのだと思います。
喜びだったり、
くつろいだ感じだったり、
勇気だったり、
もっと多くのことを皆さん
感じてくださっていますが、
その自分の本質を
特別な限定された状況の場合のみ味わうのではなくて、
普段の生活にも、
その感覚を生かして欲しいと願います。
それには、一度立ちどまって、
自分に意識を向けてあげてください。
思考が暴走していない?
心はどんな感じ?
体の感覚は今、何を感じている?
それをやってみるだけでも、
自分の中心に戻ってくる感じがすると思います。
『歌を通して心と体を整える声の専門家』
シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子
*
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