颯爽と立つけやき
私が暮らす関東地方には欅の木が多いです。
散歩途中にも、
立派な欅の木をよく見かけます。
写真の欅は、
地元の高校の前の公園に佇んでいます。
天に向かって大きく伸びた枝葉がゆったりと
風になびく姿が私は好きです。
特に、４月の新緑の頃の欅が好きです。
根元に立って見上げると、
欅の葉がとても瑞々しくて、
私は海の底から
水面を見ているような気分になります。
底の暗い所から見上げると、
水面にお日様の光が
たくさん輝いているように見えます。
新緑の頃の欅は、
光と水に溢れている感じがします。
まるで光り輝くぷるぷるとした水の膜で
欅の木全体が覆われているみたいに、
私には見えます。
そして、欅に触れた私も、
その木の下で呼吸するたびに
光と水のエネルギーに溢れている存在のように
感じさせてくれるのです。
アンカヴァーリング・ザ・ヴォイスのエクササイズでは、
イメージをお伝えしています。
「たわわになった雨の粒が落ちるように」とか、
「小川に葉が流れるように」とか、
色々なイメージをお伝えします。
人工的な物よりは、
自然界で見ることができる事象が多いです。
それは、
母音と子音が
自然の営みと関連しているからなのです。
私達が話している時に用いている言葉、
母音と子音には、
太陽や月といった惑星や
火星や土星といった星々の力も宿っているのです。
そんな子音や母音を表現する時、
それにぴったりなイメージを見つけて、
どう解りやすいように表現するかも
私の仕事だと思っています。
毎日の散歩の時も、
旅先でも、
植物から、
そして、自然現象から
エクササイズにぴったりな
イメージを見つけることが、
私の楽しみです。
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