今日、明日と太陽フレアの影響で北海道でもオーロラが観測できるらしいですね。低層オーロラだそうで、赤く発光するみたい。
私がフィンランドで生活していた時期は、オーロラの発生が活発な時期と重なっていて、毎日のようにオーロラが出現していました。
オーロラが出現するには、幾つかの条件が重ならないと観測することができません。
★晴天であること。
(雪や雨が降っている時は、見ることができません。
なので、11月~12月、1月は雪が降り続く季節ですので、
オーロラが出現する率が下がります。
2月~4月頃が天気も安定してオーロラ観測の確率が上がります。)
★気温が下がった日。
(ダウンの上着、ズボン、帽子、手袋で防寒必至)
★町の灯りが少ない暗い場所。
オーロラの形もカーテンのように垂れ下がるものや、雲のように空に浮いて、むくむくと大きくなったり、小さくなったりするものや、柱のようなものが、伸びたり、縮んだりするものなど、様々あります。
フィンランド語ではオーロラをRevontulet(レヴォントウレット)と言います。キツネの炎という意味です。
ラップランドに昔から住んでいるサーミの人たちの神話では、キツネが山を駆け回り、その時に雪が尻尾でかき回されて起こった火花が天に昇ってオーロラとなったと言われています。
なんともロマンチックですよね。
北海道でも観測できるかもしれないのも、ロマンチックですよね。
私がフィンランドで住んでいたところは、家の周りは畑と森に囲まれていて、街灯も無い田舎町でした。
キッチンのテーブルに座って、外をぼんやり眺めていると、空の様子がなにかいつもと違ってきます。雲の動きとは違う動きをして、色が輝き始めます。
そうすると、防寒着を着込んで、懐中電灯を持って外にオーロラを見に行きます。
裏の畑に行けば、街灯も無く真っ暗ですから、大きなスクリーンが空一面に広がっているようなものでした。
北海道でも観測出来たら素敵ですね。