2017年8月11日、歌唱療法ワークショップを就労移行支援事業所ベルーフにて行いました。
参加メンバーの方たちは、日頃から一緒に活動されており、最初からチームとしてまとまりがありました。
自分らしい自然な声を出して表現すること、そして、個々のメンバー達ともコミュニケーションを取りながら、グループ全体としての調和を奏でることを目標に取り組みました。
輪になって、お互いの顔が見えるように座り、自己紹介、今の率直な気持ちを話してもらうことから始めました。
これからどんなことをするのかという期待と、緊張で硬くなっている身体をほぐし、緩めるエクササイズを行い、続けて、呼吸が楽にできるようになるエクササイズに移りました。
徐々に皆さんの声の音色も深く、あたたかな響きに変化して行きました。
そして、再度輪になってリズム遊びを行いました。手の平を叩いて音を出し、それを次の人へリレーのように繋いでいきます。
早くしたり、遅くしたり、様々にリズムを変えて。
このグループの方たちは、本当に耳を開いて聞くことができる人たちで、自分の所にやってくる音を次の人へ渡す音を静かに聞くことができました。
皆さんから感想を頂きました。
●声を出したり、歌ったりすることは得意ではなかったけれど、コツを掴んだらできるようになって達成感があった。
●ピアノに合わせて声を出していたらリラックスした。
●声を出すことによって、集中を作り出したり、ほぐしたりできることを知って嬉しかった。
●音のリレーは脳トレをしているみたいで楽しかった。
●音のリレーはチームワークを必要としている練習で、それができた時一体感を味わえて嬉しかった。