私には繰り返し見る夢があります。
どこか外国に旅をして、今日が日本へ帰国する日。しかし、なかなか荷造りが終わりません。パスポートも、航空券もどこかにあるのか見つかりません。
空港へ行く電車の時間も調べていなければ、搭乗する予定の飛行機が何時に出発するかもうろ覚え。
こんな調子で、無事に日本へ帰れるの?はたして、どうなる?というところで、夢は終わります。
この夢を見る時は、自分に変化を起こしたいときに見ます。
変化を起こしたい、チャレンジしたい。けれど、まだすこーし怖がって、抵抗している。
外国で過ごす時間は、自分の日常での生活ではなく、非日常の世界。自分を取り巻く環境からも外れて、普段の自分とは違った行動ができたり、新しい価値観や文化に触れて、それが刺激になったりします。
でも、その新しい自分をそのまま日本で表現することはできるのだろうか?夢はそんな私の心理を見せてくれているように思います。
先日、アトリエワイエス主催の「表現アートセラピーコース」に参加しました。
前の晩にもこの夢を見たのです。
私には絵を描くことも苦手なもののひとつなのです。
歌と音楽が苦手だった私が、今はそれを職業にしているのですから、絵にも挑戦してみようかなと思いました。
苦手なものとして遠ざけていたら、絵を描くという表現を通して知る喜びや苦しみ、辛さを知らずに通り過ぎてしまうかもしれない。
何か、そういうものを体験して味わいたいと思ったのです。
アトリエワイエス主宰の吉田エリさんもすごく魅力的な人だなとエリさんの紡ぐ文章を読ませて頂くたびに思っていました。
それで、自分でも久々に、えいっ、やっ!と、思い切ってエリさんの大きなふところに飛び込んでみることにしたのです。
飛び込んでみた結果は、絵を描きましょうと言われる度に、心がどきっ!として私に描けるかしら?と怖がっていた自分が、2日目になると、どきどきしないで、すんなり画用紙に向かっている自分に気が付きました。
そして、夢中になって描いている自分がいました。
まだまだたくさんに可能性が、私の中にはあることにも気が付きました。それって、人間として成長できる伸びしろがまだまだあるということ。
もっと大きくなって、アトリエ・カンテレに来て頂く人たちや、私と出会ってくれる人たちの為にも還元していきたいと思います。
[template id="282"]