この講座は満席となりました。
本日は8月に開催されるワークショップのお知らせです。
6月から秋ぐらいまで新規のクライアントの方の個人レッスンをお休みさせて頂いております。秋までお待ち頂くのが申し訳なく思っている事もありまして、何かできることはないかなと考えてみました。
また、個人レッスンを継続して下さっている方や現在講座を受講して頂いている方、久しぶりの方々など、どなたでも参加して頂けるワークショップです。
Uncovering the Voice 覆いが取り払われた声の代表的なエクササイズに「呼吸を忘れる為のエクササイズ」というのがあるのですが、今回のワークショップでは「呼吸」に着目したいと思います。
世間一般で言われていること、例えば、「吸う息より、吐く息の方を長く吐くと良い」とか、「吐き切れば、自然と吸う息が増える」とか、それはそれとして、少し脇に置いてあげて、では、「自分にとって一番しっくりする呼吸のリズムってどんなものだろう?」ということを探求していきたいと思います。
頭で考えて、何か既成の型にはめ込むような方法、或いは息の量や呼吸のリズムをコントロールして呼吸を整えるという方法ではなくて、声と共に身体の動きを用いて、そして、イメージの世界に心を開きながら、様々な感覚を使って、自分の内側から沸き起こってくる呼吸のリズムをつかんでいきます。
Uncovering the Voice 声の覆いを取り払う歌唱法の生みの親であるヴェルベックは、歌手が長い年月に渡って故障がなく歌手活動を行えるように、歌い手自身の肉体を健やかに保つことができるように「呼吸を忘れる為のエクササイズ」を様々考えました。どうしてそういう考えに至ったのかの話や呼吸にまつわる話などもお伝え致します。
呼吸は私たちの命を繋げるための大切な営みです。普段は当たり前に行っている営みにしっかりと耳を傾けて、聞いてあげることもとても大切で、いとしい経験になると思います。
一人一人の顔が違うように、それぞれの呼吸のリズムがあっていい。
呼吸が浅いと言われて、それが気になっている人も、もしかしたら、浅くなっていることに何か大切なことがあるのかもしれません。対処療法的に深い呼吸にする為の取り組みを行う前に、なぜ呼吸が浅くなっているのかを自分の声に聞いてみましょう。そうしてあげたら、結果的にゆったりとした呼吸が戻ってくるかもしれません。
また、呼吸は自分をこの世界に表現している方法だと捉えてみるとどうでしょうか?
芸術とは、一般的に、音楽、演劇、舞踏、絵画、造形、写真などを指しますが、自己表現も立派な芸術ですよね。毎回自分が呼吸する度に、私たちは自分自身を表現しているのです。
あなたの声があなたに、何を語り掛けてくるでしょうか?
それを楽しみにしてご参加くださると嬉しいです。
「芸術的な呼吸」ワークショップ
【日】2024年8月11日(日)
【時】13時30分~16時 (2時間30分:途中休憩を含む)
【場所】成美教育文化会館 3階・音楽室1(東京都東久留米市東本町8-14)東久留米駅より徒歩5分
【参加費】6,600円(税込)事前に銀行振り込みをお願いします。
【参加対象】15歳以上の方であればどなたでも御参加頂けます。声に興味がある方、歌うことが苦手と思っている方もどうぞお越しください。
【キャンセルポリシー】
8月7日までにキャンセルのご連絡を頂いた場合は、頂いた参加費から振込手数料を引いた額をお返し致します。8月8日から10日までのキャンセルに対しては、振込手数料を引いた参加費の半額をお返し致します。11日の当日のキャンセルにつきましては、全額を頂戴させて頂きます。
【申し込み方法】以下からお申し込み下さい。
お申し込みフォームが開きますので、セッション内容の所は8月のワークショップに印をつけてください。
お名前、メールアドレス、携帯番号、参加動機を記入して送信してください。
久しぶりの対面でのワークショップをとても楽しみにしています。
アントロポゾフィー歌唱療法士 平井久仁子