シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子です。
2018年は12月2日からアドヴェントが始まり、先日の12月16日からは第三主日に入りました。
あと1週間ほどでクリスマスを迎えます。
フィンランドではアドヴェントの時期、フィンランド中の街の教会でクリスマスソングのコンサートが催されます。
また、集会所に人々が集い、生バンドの演奏でクリスマスソングを歌う会も行われます。
クリスマスソングだけが集められた歌集を一人一冊手にして、「次はこの曲を歌いたい」とリクエストすると、バンドが演奏を始めます。そして、そこに集まった人が全員で声を合わせて歌うのです。
今回は、あまり日本では馴染のない、フィンランドで歌われているクリスマスソングをご紹介します。
私がフィンランドで学んでいたラウルコウル(歌の学校)では、毎年アドヴェントの時期に教会や、学校、幼稚園、病院、介護施設などにクリスマスソングを届けに行っていました。
これからご紹介する曲もその時に歌っていた曲です。
クリスマスソング4選
Joulupuu on Rakennettu
Joulu とはクリスマスという意味があり、Puu とは木という意味があります。
なので、「クリスマスツリーが立てられました」という曲です。
この歌は小さい子供からお年寄りまで、みんなが知っているとてもポピュラーな曲です。
En Etsi Valtaa Loista
次は、フィンランドを代表する作曲家、シベリウスの曲です。
シベリウスはフィンランディアという曲で有名ですが、とてもフィンランド国民に愛されている作曲家でもあります。
フィンランドの「ラヤトン」の演奏の物を紹介します。
ラヤトンはアカペラグループとしてとても定評があります。
私が住んでいた街の教会で彼らのコンサートがあり、ラウルコウルの友人達と楽しみに演奏を聞きに行ったことがあります。
Arkihuolesi Kaikki Heitä
この曲もフィンランドの作曲家 マデトーヤの曲です。
Maa on niin Kaunis
讃美歌
私はラウルコウルで学んでいた時、フィンランド通信というエッセイを書いていたことがあり、四季折々の行事や祭事を調べていました。
その時にお話を聞かせて頂いていたのが、村に住んでいたアンリさんというおばあちゃまでした。
一人暮らしをされていて、彼女の家を訪問すると、いつもお手製のケーキでもてなしてくれました。
そんなアンリさんも一人では生活が困難になり、老人ホームに入居されたことを風の便りで知りました。
ラウルコウルのアドヴェントツアーで老人ホームにクリスマスの歌を届けに行ったとき、そのアンリさんが目の前に座っていらしたのです。
偶然の嬉しい再会です!
アンリさんも私に気が付いて、小さく手を振ってくれました。
演奏が終わった後、彼女が私の所に来てくれて、
「あなたの喉にはフルートが入っているみたいだったわ」
と私の手を握ってにっこり笑ってくれました。
*
フィンランドのクリスマスソングを4曲ご紹介しましたが、いかがでしたか?
馴染のない言葉の響きですが、とても美しい曲だと思います。
今年のクリスマスには、フィンランドの曲も聞かれてみてください。
『歌を通して心と体を整える声の専門家』
シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子
*
無料メールマガジンを発行しています。
「歌を通して自分本来の声を見つけるメール講座」
講座やコンサートのお知らせはこちらで先行してお届けしています。
体験レッスンもメールマガジン読者限定で行っております。
ご登録は下記からどうぞ
▼メールマガジン登録フォーム
メルマガバックナンバーはこちらからお読み頂けます。