世間はコロナウイルスで埋め尽くされていますね。
学校も休校、コンサートの中止や美術館まで休館です。
そして、マスクやトイレットペーパー等の紙製品は
品薄状態が続いていて、
今日の夕方に買い物に出かけると、
お米が全て品切れになっていました。
様々な情報が飛び交い、
なんだか良く分からない状況の中で、
余程自分がしっかりと安定していないと、
右往左往してしまって、振り回されてしまいます。
東日本大震災後もそうでしたが、
私はこんな時こそ、
自分の土台を強化させることを行っています。
といっても、なんのことはない、
当たり前に日常生活を過ごすということです。
散歩に行く、
運動して汗をかく、
お風呂にゆっくり入る、
セルフマッサージをする、
掃除、洗濯、庭仕事をする、
栄養のある料理を作る、
上にあげた事を普段より意識的に行います。
きっと皆さんも毎日、
当たり前にやっていらっしゃることですよね。
上にあげた事は、シュタイナーの12感覚論でいう、
下位の4つの感覚を養うことに繋がっています。
①触覚 触覚の器官である皮膚を通して、
私たちは外の世界と内の世界を感じています。
そして、同時に自分と世界の境界線も感じています。
②生命感覚 自分の体が疲れているのか、
喉が渇いているのかなど、体の調子を感じる感覚。
③運動感覚 自分の体が動いているのか、
止まっているのかを感じる感覚。
④平衡感覚 体のバランスを取る感覚。
これらの感覚は、生まれた時から7歳までに養われ、
発達する感覚と言われています。
これらの感覚が土台となり、
他の8つの感覚(臭覚、味覚、視覚、熱感覚、聴覚、
言語感覚、思考感覚、自我感覚)がその上に発達していくのです。
ですから、人生の土台、生きるための土台となり、
要となる感覚です。
触覚や生命感覚が未発達の場合、
不安、恐怖、心配といった心理面に影響がでてきます。
また、運動感覚、平衡感覚が未発達の場合は、
自分の中心を持つことができなくなり、
意図を持って行動することや、
他者や世界に対しての安心感が
十分に持てないことにも繋がります。
それは、ひいては、
自分がこの世界で生きている意味が見いだせなくなったり、
自己を信頼する気持ちも育たなくなってしまいます。
だから、0歳から7歳までの子供たちには、
遊びを通して、これらの感覚を
十分に養ってあげることが大切になります。
0歳から7歳までの間に、
十分発達させずに大人になってしまっても、
今から意識的に取り組めば、遅くはありません。
特別な所へ行かなくても、
日常の暮らしの中で養うことができます。
学校がお休みになって、
家にいるお子さんに色々と工夫をして、
やってあげるのもいいですね。
私は今日は、母に家に遊びに来てもらって、
やってあげました。
母には感覚を養うというより、
この状況で不安な気持ちを静めて、
免疫力と自己治癒力を上げる目的で行いました。
お風呂を沸かしてゆっくり入ってもらってから、
香りの良いオイルを塗ってマッサージをして、
ご飯を作って食べました。
私にとってもこんな混沌とした時期を過ごす為の力を
与えてくれた時間になりました。
『歌を通して心と体を整える声の専門家』
シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子
*
無料メールマガジンを発行しています。
「歌を通して自分本来の声を見つけるメール講座」
講座やコンサートのお知らせはこちらで先行してお届けしています。
体験レッスンもメールマガジン読者限定で行っております。
ご登録は下記からどうぞ
▼メールマガジン登録フォーム
メルマガバックナンバーはこちらからお読み頂けます。