私は先週末、仙台で直感コミュニケーションの
ワークショップに参加しました。
遊びを通して、直感を磨いていくというものです。
2日間、もうそれはそれは沢山の遊びを楽しみました。
小さい頃に近所の子たちと橋の欄干の上を渡ったり、
家のブロック塀の上を歩いたりといった、
結構ハラハラ、ドキドキの遊びをしたのですが、
その頃の気持ちが蘇るような遊びもしました。
でもどの遊びも楽しくて、
お腹を抱えて大笑いしました。
何がこんなに楽しいのだろうか?と考えた時、
それは、単純に理屈がないからだと思います。
遊びには理屈が無いから面白い。
大人になると、頭で色々と理屈を考えます。
そして、何かと自分のやっていることに対して、理屈を求めます。
きちんとした理屈があれば、
自分のしている行為を正当化できるからかな。
私がこのワークショップに参加して、
一番に印象に残ったことは、理屈抜きで遊ばないと、
そこから得られるものは、少ないのではないかということです。
何の目的の為に、ワークショップのファシリテーターが
大人の私達の為に、この遊びを提供したのか?ということに
遊ぶ本人が拘っていたとしたら、
きっと自分の内からほとばしるように、
あるいは、そっと芽生えるような
意識の変容は体験できないように思います。
今回のワークショップのファシリテーターは、
トーマス・ペドローリさんという方でした。
彼が学んでいた時、先生は何の説明もなしに、
唯々遊びを提供して、
学生たちはその提供された遊びをしていたそうです。
そうしてたくさんの体験を通して、
自分の中から答えを見つけていきました。
これは、私が歌を学んでいた学校もまったく同じでした。
先生は殆ど何の説明もしないで、レッスンが行われていました。
説明がないと、生徒が自分でこうかな?ああかな?と
考えるようになります。
その時に重要なのは、頭だけで考えるのではなく、
感覚や感情、行為を通して答えを見つけていくことです。
トーマスさんのワークショップでも、
一緒に遊んだ人たちは、それぞれのバックボーンがあって、
それぞれの経験や体験があります。
同じ遊びを一緒にしていても、
きっと違う体験がそれぞれにあると思います。
そして、意識の変容にもそれぞれがあると思います。
でもその「それぞれ」も受けとめてくれる、
おおらかさがありました。
今の子供たちにも、全身を使って、
遊んでもらいたいなと思います。
ハラハラ、ドキドキや、
楽しさを理屈抜きに味わってもらいたい。
その経験を通して、様々な感覚、筋肉や骨、臓器も含めた身体も、
そして心も健やかに育まれていきます。
もちろん、仲間とのコミュニケーションも育まれます。
トーマス・ペドローリさんのHPをご紹介します。
ブログには日本語の記事もあります。
来年もワークショップがあると思いますので、
このブログでも情報をお伝えしますね。
ぜひ一緒に遊びましょう!
『歌を通して心と体を整える声の専門家』
シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子
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