「ボイスボディワーク」と呼んでいたセッションは、
「本来の自分に還るボイスワーク」と名前を変えたのですが、
皆さんのお話をお聞きしていると、
この名前に変えてよかったなと思いました。
皆さん、いろいろと変化されています。
覆いが外されて、その人自身の資質が
表出されてきています。
セッションの時間は、まさに、本来の自分、
正直な自分、素直な自分に戻っていきます。
そして、そういう状態の自分を
自分自身でちゃんと感じることができるんです。
頭で理解しているだけではなくて、
頭も心も身体も一緒になった状態で
腑に落とすことができます。
それは、必ず言葉(マインド)だけで
終わらせるセッションではなくて、
心(感情)はどう感じているのか?
そして、その時、
身体はどんな感覚がしているのか?
を一緒に観察していくからです。
セッション内で得た気づきは、
セッションが終わった後でも、
効果が持続します。
でも、要は、
漠然と、受け身でセッションを受けないということです。
今日のセッションでは、
私はこれについて取り組もうと
「意図」して、決めること。
それがとても大切です。
すると「意図」して、決めた瞬間から、
全てが動き出します。
セッションでは、毎回、
「今日はどんなテーマに取り組みますか?」
と、お聞きしています。
最初はテーマがなかなか決まらなかったり、
漠然としていたりしますが、
それも経験を重ねる度に、
明確なテーマが導きだせるようになります。
それは、
より自分のことが理解できるようになった
証でもあります。
「声を出すだけで、
どうして洞察が起こったり、
行動が変化したり、
気持ちが変わるのか不思議です」
と、皆さん言われます。
それは、
声には自分の内にある力の源に
繋がることができることを
知らないだけなのです。
声を出すことによって、
本来の自分を思い出します。
「本来の自分に変える」ではなく、
「本来の自分に還る」としたのは、
そういうことを表したかったので、
「還る」という字を使いました。
このセッションは、
継続をお勧めします。
頻度は1か月に1回でも、
2~3週間に一回でも、
まずは3カ月間、継続してみてください。
段々と、声のプロセスと
現実がリンクしているのが
実感できると思います。
そして、セッション時間内の
変化だけではなくて、
次のセッションまでの間にも、
様々な変化に気が付いていくようになります。
「本来の私に還るボイスワーク」
歌唱療法士(シンギングセラピスト)平井久仁子