雨模様の日が続いていますが、
いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
そろそろ、梅雨の時期に入ってきましたね。
アトリエ・カンテレでは、
レッスンを再開しています。
約2か月ぶりのレッスンですが、
お越し頂いた方が心地よく過ごして頂けるように
環境を整えて行っています。
声を出すことで、体も気持ちもすっきりしますね。
レッスン中の笑顔を拝見して、
私も嬉しい気持ちになりました。
皆さん、2か月のブランクを
まったく感じさせない声の響きでした。
楽器の場合には、
毎日練習しないと上達しないと言われていますが、
歌の場合は必ずしもそうとは言えないなと、
私は経験から感じています。
フィンランドで歌の学校の1年生だった頃、
3カ月あった夏休み中、
まじめに練習したのは最初の1か月だけで、
段々と少なくなっていって、
9月に学校が始まるという頃になって、
また慌てて練習を再開していたのですが、
クラス初日になると先生から
「響きが変わったね」と、言われました。
私は、「練習をまったくしていなかったのに」
と恥ずかしい思いをしながら、
先生の話を聞いていたのですが、
そういわれてみると、他の生徒たちの響きも
夏休み前とは明らかに違っているのです。
「夏休み中、練習していた?」と聞くと、
大概の生徒は、「遊んでいた」と答えます。
それからというもの、私は夏休みや、
1、2週間続く休みの時には、
殆ど練習をしないで過ごすことにしました。
学校がある日は、
朝から夜までずっと練習をしています。
平日も週末も4か月間、歌わない日は1日もありません。
メリハリを付けて、休むことも大切なことだと思います。
意識に昇らず、無意識化で行われているので、
気が付かないのですが、
実は、この休みの間に、
大切なことが行われている時期なのです。
この休みの間は、私達の睡眠の時間と一緒です。
眠っている人は、意識を失って、
静かに横たわっているようにしか見えません。
一見、何の活動もしていないように見えます。
でも、この時に、
昼間活動した体を休息させて、
精神は英気を養っているのです。
だから翌朝、目覚めた時は、リフレッシュして、
新たに生まれた感覚で目を覚ますことができます。
4か月間、歌い続ける日々を過ごして、
そして、休みの間には、
学んだことを代謝して、
必要なものを身に付けて、
要らない物は手放す。
そんなことをせっせとやっているのです。
療法にいらした方は、
7週間連続して療法を行い、
その後の4週間は休んでもらっています。
そして、また療法を再開するという流れで行います。
それにも、同じ意味が込められています。
この記事を読んでいる方も、
メリハリを持って生活や練習を行ってみてください。
緩・急、拡散・収縮、深い・浅いなど、
変化をつけることを楽しんでみてください。
レッスンをお休みされていた方も、
長らくお待たせいたしました。
どうぞお越しください。お待ちしております。
あなたの声の響きを聴かせてもらえることを
楽しみにしております!
『歌を通して心と体を整える声の専門家』
シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子
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