最近の東京は一気に夏!のような陽気になりました。
私は先日ボタニカルアートなるものを作ってきました。
ボタニカルアートってご存知ですか?
植物の葉に絵の具で色を付けて、
キャンバスの上に張り付けていきます。
どのように着色するか、そして、
どのように配置するかで十人十色の作品が生まれます。
まだ着色をする前に、
素材である菩提樹と蓮の葉をキャンバスの上に置いて、
レイアウトを決めて、
どんな色の葉っぱにしようかなと一応考えたのですが、
いざやり始めたら、こうしよう、
ああしようと頭で考えていたことを
ふっと飛び越える瞬間があって、
それからは手が赴くままに、
心が赴くままに勝手に回り始めました。
できた!っと自分の作品を眺めてみると、
当初の思い描いていたものとは、
全くと言っていいほど違ったものが出来上がっていました。
最近ブログ記事でもお伝えしている、
「耳をひらく」ことについてですが、
歌の場合にも同じことが起こります。
「耳をひらく」関連記事はこちらからお読み頂けます。
頭で考えて、自分でコントロールしていては、
我欲を満たすものだけで終わってしまいます。
芸術とは、自分の枠を越えさせてくれるもの。
通常の意識や思考を越えさせてくれて、
もっと違った次元へ踏み込ませてくれるものだと
私は思っています。
それが芸術の力だと思っています。
大人になっても、
自己成長を即してくれるものが芸術だと思います。
シュタイナーの人智学を基盤にしている、
アンカヴァーリング・ザ・ヴォイスでは、
特にその力が大きいと思います。
そして、
他のボイストレーニングや
歌唱指導との大きな違いは
そこだと私は思っています。
歌うという芸術行為を通して、
己をより知り、己をより成長させてくれます。
上手に歌える、
楽に歌えるようになるのはもちろんですが、
ただそれだけでは終わらず、
芸術行為を通して、
私は何を学び、
どんな能力を培っているのかに
注目してみてください。
そして、
その能力をご自分の生活に生かしてみてください!
何もない所から、
自分の声を聴きだすことができる耳の能力を培えたなら、
まだ声にならない他者の声も
聴きだせる耳になると思いませんか?
そうしたら人間関係にも
変化が出てくるのではないでしょうか?
そうやって自分の頭で考えていけば、
生きる事全般に役にたつのです。
人智学をただの知識にしておくのは
もったいないことです。
【生活に役立つ生きた知恵】
として活躍させてもらいたいと思います。
私のボタニカルアート作品の記事はこちらをご覧ください。
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「耳をひらく」講座を開催します。
2019年10月27日(日)と11月8日(金)です。
お申し込み開始は8月に、
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