先週の東京は、どんよりとした曇り空の日が続いていました。
今朝も起きた時は曇り空だったのですが、
8時頃になると青空が広がって、太陽が輝き始めました。
久しぶりの晴天に嬉しくなって、
シーツの洗濯をしました。
太陽の光を浴びて、
はためいているシーツを眺めていたら、
気分もスッキリ、さっぱりして、
私も丸ごと洗われたような気持になったのです。
心というのは、
お天気だったり、
まわりの状況に多大な影響を受けているのだなー
と思います。
お天気だけに限らず、
自分の周りにいる人の機嫌にも
影響を受けていますよね。
そして、機嫌の悪い人がいたら、
その人を避けたり、
なんとか機嫌を良くしてもらうために、
なだめたりします。
外の状況に自分を合わせて、
対処しようとします。
今ここまで書いていて、
私の頭の中に、「長くつ下のピッピ」が浮かんできました。
ピッピの物語の中に、
土砂降りの雨の日に、
ピッピが洗濯したての洋服を
庭に干している場面があります。
それも、当たり前のように、
土砂降りなんて気にしないで、
楽しそうに干しているのです。
子供の時に読んだ物語の中のピッピは、
常識破りで、私が考えもしないことを
やってくれる女の子でした。
でも、今になってピッピのことを考えてみると、
彼女はいつも自分らしくあった存在だったのだと思います。
お天気にもまったく左右されないような。
私は歌っている時には、
状況と環境に左右されないようにすることを
意識的に行っています。
アトリエ・カンテレで行っている
レッスンやセラピーでも必ずお伝えしています。
響かない場所で歌う時、
こんな環境で歌うから響かないのは
当然だと環境のせいにするのではなく、
響かない場所だからこそ、
意識して声を出す方法があります。
響かせようと自分中心で頑張るのではなく、
声を出している間中、
自分の意識を明るくして、
自分の感覚を開いて、
響きを受け入れ、
響きを満たしてあげること。
声を出す前に、自分の身体を響きの器として、
準備して、整えてあげれば、あげるほど、
声は響きで満たされます。
カンテレのレッスンを受けてくださった方は、
それをした時、
「声は自分だけのものでは無いという感覚が呼びさまされる。
そして、いつも謙虚な気持ちになる。」
と言ってくださいます。
これは、声だけに限った話ではありません。
この声を出す前に自分を整える行為が、
状況に左右されない、自分の軸を育てる事に繋がっていきます。
どんなに曇っていても、
自分の頭の上には太陽が輝いていることを
感じていられるように。
『歌を通して心と体を整える声の専門家』
シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子
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