アトリエ・カンテレでのセッションのご感想をインタビュー記事としてご紹介させて頂きます。インタビュー、および文章はライターの小澤仁美さんにお願いしました。
ザリッチ宏枝様(ライフコーチ・研修講師)
「本来の私に還るボイスワーク」セッションを2年受講中。
久仁子さんのセッションを受けようと思われたきっかけを教えてください。
ライフコーチとしての活動を始めてからずっと「自分とつながる方法」を常に研究していました。
コーチングとはクライアントが自分らしさを思い出すためのものですから、コーチ自身が常に自分とつながっている必要があります。歌うことが好きだった私はある時から、声で自分らしさに繋がれたらいいな」と思うようになりました。
声を使って自分とつながるメソッドのようなものがきっとあるはずだと、日本だけでなく海外のサイトも検索したりしましたがあまりこれだと思うものがヒットせずに、少しあきらめかけていました。
そんなある日、その後、久仁子さんが私のスクールに来てくださり「私が長い間探していたメソッドを提供している方がここにいる!」と、2021年から久仁子さんのセッションをオンラインで受け始めました。
久仁子さんのセッションと、いわゆるボイトレといった他のセッションは、何が違いますか?
声を通して「本当の自分」という感覚を探していくところ、ではないかと思います。
私が20代の頃はジャズボーカルのレッスンに通ったりしましたが、その時は譜面に書かれている通りに声を出すことを訓練するような内容でした。久仁子さんのセッションでは、自分とつながるために不要なものを外していく、本当の自分を探求していくところが他と大きく違うと思います。
欧米では今、ソマティックコーチングという意識を身体に向けて気づきを得るコーチングが流行っているのですが、私にとって久仁子さんのセッションはソマティックコーチングを受ける感覚に近いです。声だけでなく身体・心・発するエネルギー、人の存在すべてを扱うところが特徴ではないかと思っています。
2年間久仁子さんのセッションを受けて、宏枝さんはどんな変化がありましたか?
「今わたしは本当の自分とつながっているかどうか?」が、声を通した体感でわかるようになりました。
長年コーチングをしていて気づいたのですが、ただクライアントさんに合わせて声を出してもあまり響かなくて、コーチである私が本来の私を出していればいるほど、クライアントさんに本質的な気づきが起こるということが多くありました。だからコーチングでは「コーチが発するもの全てに嘘いつわりがないこと」がとても重要になってくるんだなと気づいたんです。
これまで「私が出す声は今、自分とつながってるか?」は、自分では確かめようがありませんでした。でも久仁子さんのセッションを重ねるごとに、自分の声への信頼や自信が徐々に深くなってきて。
声が変わったという自覚はないのですが、先日初めてお会いした方々から会って数分で「宏枝さんの声を聞くと、やさしく包まれている感じがする」「何でも宏枝さんに話したくなる」と言って頂いたとき、私自身が自分に安心している感覚が声を通して伝わっているんじゃないかと感じたんです。やっぱりこのセッションは自分とつながることを助けてくれるんだと改めて感じました。
このセッションのことを知らない人へ説明するなら、どう伝えますか?
自分の内側がほぐされるセッションというか、身体というよりエネルギーがほぐされている感覚があります。久仁子さんのピアノの音に合わせて声を出していると、宇宙と自分の内側がつながっているような、舞台の上で好きなように踊ることを許されているような感覚になります。
あとは「主役はクライアント」というところがコーチングと似ていていいなと思ってます。
自分はこのセッションを通して何を気づきたいか・学びたいかをきちんと意図するほど、このセッションは深くなる。久仁子さんが何をしてくれるんだろうという姿勢だと、得るものが半分以下になってしまうと思います。私を高めるのは私、と宣言してからセッションに入るのが良いのではないでしょうか。
久仁子さんのセッションを、どんな人におすすめしたいですか?
コーチの皆さん、本当におすすめですよ。コーチって元々、自分で自分の中から答えを取りに行く訓練をしてますから、このセッションからたくさんの恩恵を受けられると思います。
あとは自分の声を愛したいけど愛せない、受け入れたいという方。
「きれいな声にならなくちゃ!」と久仁子さんのところに行ったとしても「私はきれいな声にならなくてもいいんだ」「自分が自分の声で話したとき、こんなにも声は響くんだ」ということを知ることになると思います。
最後に、宏枝さんにとって久仁子さんはどんな存在か教えてください。
すばらしい直観力で必要なことを拾ってくれる人。声の整体師さん。セッションでは声だけでなく心とエネルギーも整える時間になっています。大好きな久仁子さんが「森の中でグランドピアノを弾きながらレッスンをしている」とイメージすると、自分の魂が喜んで会いに行くような感じがします。これからのレッスンもとても楽しみです。
ザリッチ宏枝さんのHP コアハーモニー
平井久仁子から宏枝さんとのこと
インタビュー記事のタイトルにさせて頂いた「私を高めるのは私」からも感じて頂けるように、宏枝さんの紡ぎ出す言葉には宏枝さんのエネルギーそのものが宿っています。宏枝さんはいつもハートを通して言葉を発している方だなと私は感じています。言っていることとハートにずれがなく、同調しているのです。
このセッションの特徴は、クライアントさんが主役ということです。セッションで取り組みたいテーマをクライアントさんが決めるところからそれは始まっています。そして、セッション中も自分の感じた感覚や感情、ふと浮かんだ光景や思い出などを心をオープンにして言葉にしてもらいます。そうやってクライアントさんと私が協働して自己探求の旅をします。自分の心を自分に対してオープンにしておくこと、そして、セッションの場に対してもオープンにしておくことで得るものが多くなります。
宏枝さんはセッション中自分に起こっていることに素直になってセッションの場にオープンで居続けてくれています。そして宏枝さんのハートを通して発せられる言葉の数々にはエネルギーが満ち溢れています。
ライター小澤仁美さん連絡先はNoteへ
歌唱療法士平井久仁子