この秋に開催する「耳をひらく」講座で使う楽器は、長年にわたり集めたものです。
今回は、楽器の紹介をさせて頂きます。
上の写真の小さなシンバルは、ブラジルで作られたもので、
私はドイツで出会いました。
シンギングセラピーを学んでいた時に、
会場としてシュタイナー学校を借りていたのですが、
その学校にはライアーという竪琴を作る職人さんがいて、
工房がありました。
その工房の一室に自作のライアーを展示して販売もしていました。
ライアーの他にも笛や木琴、
金属を素材にした楽器が色々と置いてありました。
授業の休み時間にその展示室に行って、
楽器を眺めていると、良い気分転換になりました。
その中の一つが、今回お披露目するミニシンバルです。
とても素敵な響きなんです。
響きを聴いて頂いて、参加者の皆さんは、
どんな風にこの響きを形容なさるのか、
今から伺うのを楽しみにしています。
それから、ブロンズ製のゴングが4つあります。
これはドイツの女性の職人さんに、
頼んで作ってもらいました。
鍛冶屋さんのように、竈の火で金属を熱して、
大きなハンマーで叩きながら、
形を作り、音程を定めていきます。
4つのそれぞれが、
レ(D)、ミ(E)、ラ(A)、シ(B)の音が鳴ります。
これは注文してから、
出来上がるまで2年程かかっていまして、
本当に私の元に来るのだろうかとハラハラしました。
職人さんが製作、販売、配送と全部一人で行っていて、
でもやはり作る方に一生懸命で、
経営とか事務的な作業は後回しだったのだと思います。
工房に訪ねて行った私の注文も
ささっとメモ用紙に書いて、
様々な書類が積まれた机の上にポンと置かれたので、
さすがに待つのも2年近くなると、
「あのメモを失くしてしまったのかもしれない?」
と思った程でした。
だから、出来上がったと連絡が来たときは、
心底ほっとしました。
それから、上記の楽器はプリム・ライアーと言います。
弦が9本ありますが、全部の弦が同じ音で調弦されています。
この楽器はオランダで作られました。
魂の保護が必要な子供たちの為に、
治療教育の施設で考え出されました。
静かな優しい音色がします。
普段、自分がどんな聞き方をしているのかも、
他の人がどんな聞き方をしているのかも、
ほとんど意識をしたことがないのではありませんか?
自分の感じたことを言葉にできれば言葉にして、
みんなとシェアーしながら、
講座を進めていこうと思います。
仲間が居てくれるお陰で、
自分への理解が深まる講座になると思います。
※秋に行われる講座のお申し込みは終了いたしました。
メールマガジンで先行して募集したところ、
ブログでお知らせする前に、定員に達しました。
『歌を通して心と体を整える声の専門家』
シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子
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