昨日、いつもの散歩道を歩いている途中で、
白い梅の花が咲いているのを見つけました。
先週はまだひっそりとしていて、
そこに梅の木があることにも気が付きませんでした。
確実に春が近づいていますね。
私は2020年1月から韓国語を学んでいます。
今年は3年目を迎えました。
勉強初めの頃は単語を覚える為に、
単語帳を作り、ひたすら紙に単語を何回も書いて覚えようとしていました。
でも、この方法だと定着しないで、すぐに忘れてしまうのです。
しかし、学生時代、そして社会人になってからも
この方法で私は単語を覚えるようにしてきたので、
なかなか他の方法に変えることを思いつきませんでした。
かといって、過去もスラスラとこの方法で
単語を覚えられていたかというと、
そうではありませんでした。
この方法が良く機能していないのにもかかわらず、
かつての語学学習をこの方法でしてきたからという、
確固たるパターンが定着していたのでした。
韓国語学習を始めてから1年半位たったころに、
この方法をやめてみようと思い立ちました。
全然単語を覚えられない私に出会う度に、
私は自分自身に落ち込むようになっていました。
歳だから記憶力が落ちているからとか、
今更やっても遅いだとか、
自分自身に言い訳をするようになったり、
自信がなくなるような気持ちになったり、
韓国語自体を楽しめなくなったのです。
そもそも、韓国語は義務とか、
必要に迫られて学習しているわけではありません。
純100%、私の趣味です。
趣味は楽しむための物。
それをやっている時、私の魂が生き生きとして、
栄養を与えてくれるような物です。
そう思ってからは、
単語帳を一切作るのを止めて、
単語をひたすら何回も紙に書くということも止めました。
現在はテキストの会話場面を付属のCDを聞きながら、
すらすらと淀みなく言えるようになるまで音読をしています。
こうすると、何回も同じ単語に出会うので、自然に覚えますし、
文章を読み上げる自分の声が耳からも入って来て、より定着します。
最近は2,3分で読み切れる短いエッセイを音読しています。
このエッセイを書いている方が音読をしてくれているのですが、
とても声の響きが美しくて、何回でも聞きたくなります。
このように学習するのが私はとっても楽しいのです。
こんなふうに、古いやり方をもう今の自分には合わないのに、
そのまま採用している事ってたくさんあると思います。
「あれ? 何か思うようにいかないな?」
とか、
「全然うまくいかなくて、とっても窮屈だな」
という思いが出てきたら、
古いバージョンに気が付いて、
バージョンアップする時期かもしれません。
そんな自分の内から発せられる
声に気が付いてあげること。
うっかりしていると、聞き逃してしまいますが、
それを聞いてあげられると、
より自分らしく居られると思います。
歌唱療法士 平井久仁子