私はメルマガでも、ブログでも
歌う時には、耳がどのような聞き方をしているかが
大切なことをお伝えしてきました。
下記のリンクはその参考になる記事ですので、
併せてお読みください。
歌の上達に欠かせない事、それは客観的に聴ける耳を持つという事
歌の上達にとっては、
本当に耳の聴き方が鍵を握っていると思います。
そして、
自分の声を聞くということは、
歌だからこそ行えることです。
会話をしている時、
自分が話している声は、
殆ど聞いていないのです。
何故って?
その必要がないからなのです。
声にする前に、
話す内容を知っていますよね。
声に出してから、
その音声を聞いて、
その内容が言いたかったことか、
いちいち確認する必要がありません。
声に出して自分が話している間は、
相手に伝わっているか、
相手の表情を観察したり、
返ってくる相手からの話に
集中して聞くことに耳を使っています。
これが、歌の場合はどうでしょうか?
会話の時とは違って、
歌の場合は自分の声をよく聴かなければなりません。
音程は合っているかな?
リズムは合っているかな?
メロディーは間違っていない?
歌詞はちゃんと聞き取りやすいように発音されている?
などなど、
たくさんのことを聞かなければならないのです。
日頃から、レッスンでは、
「耳にたこができる!」と思われるくらい、
しつこく耳をひらいて!と言っています。
声の響きが変化するに従って、
耳を合わせるポイントを変えなければいけないのですが、
それができないと、なかなか声も変化してくれません。
今年の秋に、
長年ずっと私のなかであたためていた、
「耳をひらく」講座を行いたいと思います。
講座では、
音を聞いているのは耳だけではなくて、
他の感覚もひらかれてこそ、
聴くことができることを体験しながら進めます。
私達に馴染のある感覚といえば、
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の5つですが、
シュタイナーの考えでは、
人間の感覚は12の感覚があるとされています。
聴覚は上位の感覚に位置づけられていて、
その聴覚を支えているのは、
下位感覚の平衡感覚です。
重力に逆らって、
地面と空の間に人間が立っていられるのも、
平衡感覚のお陰です。
そして、耳は聞くだけではなく、
三半規管があり、
それはバランスをとる器官です。
講座ではそのような話も交えながらも、
平衡感覚と聴覚を知識だけではなく、
身体の動きを通して、
小さなシンバルやゴング、ライアーなどの
響きの楽器の演奏を通して、
聴くという体験を深めて身に落とし込んでいきます。
頭部に付いている小さな耳だけではなく、
聴くという意識が全身に、
そして体の周りに大きく拡がって
エーテル的な耳で聴いていることを体験して頂きます。
あなたは、真に開かれた耳を持ったとしたら、
どんな人間になると思いますか?
お子さん、パートナー、
職場の人達や友人など
周囲の方の声をその開かれた耳で聞いてみてください。
色々なことがわかると思います。
そして、あなたの人生も根底から変わります。
講座のご案内はメールマガジンで先行して行います。
ホームページでご案内する前に
定員に達することもあるかもしれません。
どうぞこの機会に、メールマガジンにご登録ください。
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