先週、東京ではお昼前からちらちらと雪が降り始めて、深夜までずっと休むことなく降り続けました。東京ではかなりの積雪になりました。
皆さんの所はいかがでしたか?
フィンランドに居る時に、ー20℃の空の下でバスを待っていて、やっとバスの姿を見た時にほっとした事を思い出しました。車内で肘と膝の関節がアイスが溶けていくような感覚がしたことも。
フィンランドでは10月初旬から雪が降り始めて、除雪車に踏み固められ続けた雪は根雪となって街全体を覆い、まるで大きなスケートリンクの中に街があるみたいになります。
私は1月中旬から風邪をひいて、回復までに2週間かかってしまいました。2月に入ってからジョギングを再開したのですが、身体は重くて、距離もタイムも伸びなくて、走り始めた頃に逆戻りしてしまったようです。
ジョギングは去年の誕生日に60歳を迎えたタイミングで何か新しい事を始めてみようと思い立って始めました。
第1日目は3分間続けて走ると息が上がってしまいましたが、徐々に長く走れるようになって、20分位まで走れるようになりました。その積み重ねが2週間休んだせいで、今は10分走るのもやっとです。
でも、走り終えたあとは、気分がすっきりしますし、顔に当たる風の冷たさが気持ちいいです。体は温かくなって、足が地面に吸い付くように着いている感じが、私はここに存在していると感じさせてくれます。
辛く苦しくても、それをやっている間、そしてやった後にどんな感覚がするか?そして、心は何を感じているか?
それを感じてあげられると、自分自身が満足して楽しんでいることなのかを知ることができます。
何かを始める時に、「健康にいいから」とか、「減量のために」と、頭で考えて始めても良いかもしれません。
でも、嫌になってしまったり、続かないとしたら、それはもしかしたら心と身体が求めていないことなのかもしれません。
義務だったり、これをしないといけないとかなどの思い込みであったりして、もしかしたら、心が望んではいないことなのかもしれません。
頭と心と身体の三つが一体になって、自分全体になって何かをやることができたら、エネルギーも全体を駆け巡ると思います。そして魂は大きな安らぎを感じていると思います。
今朝、パンを買い忘れたことに気が付いて、8時からやっているパン屋さんへジョギングしながら買いに行きました。ほかほか焼きたてのパンに釣られて、楽しく1.5㎞走ることができました。真面目にジョギング一筋に走るのではなくて、こうやって気が楽になる走り方を今はしていれば、その内また調子が戻ってくるような感じがしています。
もし、今やっていることが辛いなと感じていたら、あなたならではの楽しくできる方法を見つけてみてください。
アントロポゾフィー歌唱療法士 平井久仁子