1月18日は仙台でワークショップを行いました。
今後も年間を通して、7月、11月、来年の1月と
3回の継続した学びをします。
このコースの主たるテーマは「響きの誘導」です。
人間の声の響きには、
3つの特徴ある響きがあります。
①体を上下に貫く響き(響きの誘導)
②体から外へ拡張して広がって行く響き(響きの拡張)
③体外に拡がった響きと体内の響きが合わさり
反射される響き(響きの反射)
この上記にあげた響きを人間は誰でもが持って生まれてきます。
しかし残念ながら、
3つを共にそのままの姿で響かせている方は少ないです。
そこでアンカヴァーリング・ザ・ヴォイス発声法では、
また再びその響きを取り戻す練習をしていきます。
3つの響きはそれぞれ、
①は思考と②は感情と③は意志とも結びついています。
各々の練習には、其々の思考、感情、意志の特徴を
象徴した練習があり、その練習を行う事により、
自分の思考、感情、意志にも働きかけが行われます。
響きの誘導の練習では、明晰な思考の力が必要になります。
アンカヴァーリング・ザ・ヴォイスを
まだ初めて間もない人は、
この響きの誘導の練習を行うと、
「気持ちよくて眠たくなります~」と
感想を述べる方が多いのですが、
でもこの練習の真の目的はそうではありません。
真の目的を果たすべく練習に取り組んでいたら、
気持ちよく眠たくなる暇などありはしないからです!
明晰な思考の力を十分に発揮させるには、
それ相応のエネルギーが必要なのですが、
そのエネルギーを操ることに慣れていないと、
エネルギーが過剰に使われてしまいます。
すると無意識の状態で、
自分の思考をシャットダウンさせて、
その結果欠伸が出て、眠くなります。
でも、最初からそれを行える人はいないので、
はじめの内はどんどん欠伸をして、
眠たくなってください!
練習を重ねていけば、そのうちに、
明晰な思考の力の回し方が身について、
「このエクササイズで眠くなっている暇なんてなかったのね!」
という日がやってきます。
かく言う私がそうでしたー!(笑)
難解な哲学書を読むときと似ています。
理解力がリミットを越えると眠くなるでしょう?
だから、こつこつと練習を積んでいきましょう。
声の響きと共に、明晰な思考力も育ちます。
(一石二鳥です!)
仙台では、お昼を挟んで午前、午後を通しで練習をしました。
午後の時間には手遊び歌や2声の合唱もしました。
人間はどんな風に聴いているのかを
体験してほしかったので、
様々な聴き方ができるように、
様々な歌い方を試して頂きました。
歌っている人を視覚で捉えて聴いている場合と、
自分の背中で聴いている場合とでは全く声の響き方や
音色が違う事を体感して頂けたと思います。
歌い手にそういう体験があると、
自分の前側に声を出すだけの発声ではなくなります。
公民館の音楽室が教会の聖堂のような響きになりました。
響きは私達たちに降り注ぎ、周囲に拡がり、
うずまき、頭頂に広がってゆきました。
仙台での3回コースに興味があるかたは、
どうぞご連絡をください。
ご一緒に歌えれば嬉しいです!
『歌を通して心と体を整える声の専門家』
シンギングセラピスト(歌唱療法士)平井久仁子
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