ゴールデンウィークはいかがお過ごしでいらっしゃいましたか?
私は鉢の植え替えをしたり、
庭の仕事をしながら、のんびりと過ごしました。
そして夜は、Netflixで「二十五、二十一」という韓国のドラマを
見ていました。
フェンシングに情熱を捧げる女子高校生と
新米記者の愛の物語を軸にして、
彼らの家族、友人たちとの人間模様が描かれています。
私はドラマを見ている最中も、そして最終回を見た後も、
何日もこのドラマの余韻から抜け出せずにいて、
ドラマのシーンを思い出す度に、
胸が締め付けられるような感じがしていました。
フィクションのドラマに
いい年をした大人が、
こんなにも心が騒いで、疼くなんて、
どうして私はこんなに馬鹿げているのだろうか?
とも思いました。
でも、こう思っているのは
私の中の「批判的な私」の部分です。
この「批判的な私」の声だけに従ってしまうと、
その先に居る私に触れることができません。
その先とは、
「本質的な私」の部分です。
心が騒いで、疼いているのは、
私の本質が何を求めているのだろうか?
それを無かったことにしないで、
しっかりと見つめてみることにしました。
歌うように声を出して呼吸を整えてから、
ノートを広げます。
自分の内から出てきた問いに対して、
感じたこと、思ったことを書いていきます。
これを気が済むまで行います。
腕を動かして書いているうちに、
段々とすっきりしていきます。
そして、ペンを置いて、
今の自分の感覚に浸ります。
こうやって自分の本質に触れると、
それは波紋の様に、
日常生活にも本質を目覚めさせてくれるような
出来事が起こります。
今回の私の場合は、
ノートに書き出した翌日に、
本棚の整理をしていて読み返した
大学時代の日記でした。
そこには、
教育実習に奮闘している
21歳の私が居ました。
韓国ドラマ「二十五、二十一」の主人公の女性と同じ21歳です。
ああ、だから私はこのドラマを見て、
心がものすごく動かされたのだなと気が付きました。
そして、確かに私の中にもうすでにある
本質のエネルギーに気が付かせてくれました。
5月16日から、
School of Uncovering the Voice
覆いが取り払われた声の学校のコースが始まりました。
私をこのコースのために、ドラマに出会わせてくれた
必然的なタイミングに感謝でいっぱいです!
私の本質のエネルギーを
このコースで発揮させようと思います。
日々の暮らしのなかで、
心が動かされることを
どうぞ大切にしてみてください。
ほんとうに、それは些細なことで、
注意していないと忙しさに紛れ込んで
見逃してしまうかもしれません。
そして、「大人げない!」とか、
「時間の無駄!」とか、
その他、批判的な声がしたら、
自分の本質に繋がるチャンスだと思い返してみてください。
批判的な声に支配されずに、
自分の本質に触れる自由を味わってみてください。
それが、あなたの命をあなたらしく生かします。
歌唱療法士 平井久仁子