前回記事では、
思考・感情・意志のバランスを取るということを
お伝えしました。
魂に栄養を与えていますか?
上の記事では、
「やらなけらばいけない仕事があるのに、
それを後回しにしてしまう」
ということを例に挙げて書きました。
自分の心の欲求を無視していて、
それが満たされていないから、
思考と意志がかみ合わず、
行為にならないかもしれないので、
まず、「心を満たしてみる」という提案を
させて頂きました。
現代人は、頭の領域が優位で
生活をしている人が大半だと思います。
仕事はデスクワークでパソコンを使い、
身体は座ったままの状態。
移動中はスマートフォンを見続けている。
家事はボタンを押せば、
洗濯も掃除もお風呂も沸かしてくれる生活です。
コロナの影響で、
外に出かけて行かなくても、
自宅でオンラインでコミュニケーションも
取れるようになりました。
頭の領域だけが、突出して使われています。
だから、なおさら、心の領域と
体の領域を使ってあげないといけないと思います。
これは日常の生活の中で、本当に意識的にならないと
いけないことだと思います。
映画「マトリックス」の中のワンシーンのように、
人間はカプセルの中で横たわっていて、
頭の部分に繋がれたコードで
バーチャルな世界と繋がり、
それが日常だと思って生きている。
それは映画の中のお話だけにとどまらず、
私たちが気をつけないと、
近未来がそのような世界に向かっていっているような
感じがします。
では、思考と感情と意志が
バラバラに分裂した状態ではなくて、
3つがバランスよく機能している状態とは
どんな状態なのでしょうか?
それは、日々の生活の中で、
体得していくしかありません。
何かを行っている時に、
自分の思考、感情、意志がどのよう使われているかを
観察してみるのが良いと思います。
例えば、
料理をしているときは?
というふうに。
ちなみに、私がアトリエ・カンテレで提供する
全ての声のセッションでは、
この3つのことを意識できるように、
構成されています。
体の感覚についてのこと、
心で感じていること、
考えていることを
クライアントさんにお聞きしています。
クライアントさんは、
それを言葉にしてアウトプットすることにより、
自然とこの3つ(思考・感情・意志)が有機的に使われます。
この記事も参考になると思います。
頭だけの理解ではなく心も身体も一緒に理解するということ
3つが統合して自分の中で働いている感じを
日常の時間の中で増やしていってあげてください。
頭だけを使って、解決策を知るより、
実践して体得するのが一番確実です。
人間の声の中にも
「思考の響き」・「感情の響き」・「意志の響き」があります。
それについは基礎講座入門編でお伝えしています。
歌唱療法士 平井久仁子